少し話が長くなりますがお付き合いください。
現在では一般的な「ブラック」のギターですが、Pre-CBS期の60年代中頃まではギターのカラーとしては一般的ではありませんでした。カタログ・モデルとしては1954年より生産されたギブソン レスポール・カスタムと、同じくギブソン エバリー・ブラザーズ位しか存在しません。　その最大の要因が当時の「白黒TV」だと言われています。白黒TVの世界では黒いギターは地味に映ってしまうと云う訳です。
ストラトキャスターの場合、ご存じの通りカタログ・カラーは「サンバースト」で、60年よりカスタム・カラーとして「ブロンド」を含めて13色が10％のエキストラ料金で選択が可能となりますが、実際には「ブラック」を選択されるオーナーは少なかった様に、現在のビンテージ・マーケットでは滅多に見る機会はございません。
本器はトランジション・ロゴ＆ホワイト・ピックガード仕様の65年製オリジナル「ブラック」。Pre-CBS期のオリジナル「ブラック」はスーパー・レアカラーと言えますが、65年製となるとそれ以前のスパゲッティー・ロゴ期に比べると、若干ですが存在数は増え、当店でも開店以来の20年間で10本前後は扱いがあります。
ハンダ・バージンのフル・オリジナル。流石に”ニアミント”とは言えませんが、Body裏に小さな傷と端部にチッピングがありますが、塗装の光沢もしっかり残った極上コンディションの１本。
オーナー・店長KEYの主観で恐縮ですが、「ホワイト」「ブラック」「サンバースト」のストラトは絶対に飽きが来ません･･･後悔させませんよ！

• フル・オリジナル（もちろんハンダ・バージンです）
• 流石にニアミントとは言えませんが、Body裏の僅かなバックり傷近傍や、Body端部に「ホワイト」カラーのアンダー・コートが露出しています。
• アルダーBodyで3.65Ｋｇと軽量。65年製グレイボビンPU×3で、パワー感がありレンジが広い”骨太Rock”な極上トーン。ジャンルを問わずオールマイティーにお使い頂けます。特にヘビー・ブルースや60s & 70sクラシック・ロック志向の方にお勧めしない１本です。
• 65年・66年の２年間しか存在しないファクトリー・ジャンボフレット仕様。
• オーナー・店長KEYは、数多くのヘンドリックスのPlayを観・聞きしてきた中で、「モンタレー・ポップ・フェスティバル」での65年製「ブラック」をPlayする演奏が、そのPlay内容・サウンド共に最高峰だと思っています。今回ご紹介する本器も、ヘンドリックスの愛器ドンズバ仕様で、サウンド的にも遜色ない超お勧めの１本です。
• オリジナル・ホワイトピックガードに割れ・欠損がありません。
• オリジナル・トレモロバックプレートの端部が１カ所欠損しています。
• オリジナル･ブリッジカバ-、ストラップ、コードが付属するコレクターズ・ピース！
• 年代の合致したフェンダー・ロゴの入ったオリジナル･ブラックケース付き