今では当たり前の「ブラック」のギターですが、50年代・60年代に於いては滅多に存在しないスーパー・レアカラーとなります。ギブソンの場合でもブラックのギターと言えば「レスポール・カスタム」と「アコースティック・ギターの「エバリ・ブラザーズ」の2機種しか存在せず、フェンダーに於いても60年よりカスタムカラー・チャート上に存在はしますが、すべての機種で滅多にお目に掛かる事はありません。その主な理由が当時のTV放送が「白黒」で、ブラックのギターが地味に写ってしまうと思われていたからと言われています。
ストラトキャスターに於いても、基本60年代のオリジナル・カラーの個体はスーパー・レアカラーとなり、当店の場合23年間で65年製が7・8本、63・64年製のスパロゴ仕様が3本、スラブNeck期の個体は本器1本のみとなります。
Pre-CBS期のカスタムカラー・コレクターだったオーナーKEY自身の一番好きなカラーは「ブラック」で、当然ながらスラブNeck期ののオリジナル「ブラック」のストラトを探して入手するのがライフ・ワークみたいな感じでした。本器は、15年程前に、かなり親しくお付き合いの合ったアメリカのディーラーが、「KEYが探している」と云うのを覚えていてくれ、そのオーナーからギターを借り受け、ギター・ショーまで持って来てくれて入手し、その後パーソナル・コレクションとして保有した後数年前にお客様に販売しましたが、この度再度買い戻させて頂きました。
アンダー・コートが「ベージュ」の、文句なしの61年製オリジナル「ブラック」スラブ・ネック。多少の使用感は否めませんが、ハンダ・バージンのフル・オリジナル品。Good Lookinで、かつその外観を裏切らない”激鳴り”の１本。
私自身は、「ブラック」「ホワイト」サンバースト」の3色は飽きが来ない、一生モノのカラーだと確信しています。
カスタムカラー・ストラトに興味を持っておられる方、後悔のない1本だと思います。是非この機会にゲットされてください！

• フル・オリジナル。（もちろんハンダ・バージンの嬉しい１本。）
• ボディーのエルボー部、バックに塗装の傷みが見られますが、アンダー・コートが「ベージュ」の文句なしにスラブNeck期のオリジナル・カスタムカラーとなります。（画像参照）
• 何とも言えないオーラを放ったGood Lookinな1本で、その外観に恥じないレイボーンの愛器”No1”に準ずる「単音ブリブリ系」の”激鳴り”品。
• アルダーBodyで325Kgと超軽量。S極着磁の60sオリジナル・ブラックボビンPU×3で、Mid・Lowを中心に太く・ラウドに鳴っています。
• 本器はシンコーミュージック刊「Fender Stratocaster Book」の5ページに紹介された1本で、その紹介されている書籍もお付けします。
• ネック・シェイプは61・62年製ストラトに見られる、多少グリップ感を感じるシェイプとなります。
• オリジナル・ミントグリーン・ピックガードに、割れ・欠損はありません。
• オリジナル・ブリッジカバー、インストラクション・マニュアル、ストラップが付属するコレクターズ・ピース。
• 内張りがゴールドのオリジナル・ブラウンケース付属。